定額給付金の支給を盛り込んだ補正予算案が衆院を通過した。
生活支援という当初の目的は、いつの間にか景気対策へと変わっている。
受けとるか受けとらないかは矜持の問題とさえ言った日本のリーダーは、当たり前の顔で、
受けとることを表明し始めた。
また、この定額給付金の支給について掛かる事務費用は、一説では800億円を越えるとも
言われている。
くだらない。
一生懸命働いて納税している人間を愚弄している。
いっそこのお金は、「本を買う」ことにしか使えないことにしてはどう?
少しでも学ぶきっかけが増えれば、まともな政策を考える人間が増えるかもしれない。
漢字の読み間違いをする人も、きっと減ることでしょう。
あまりこういう類の話題はblogでは書かないようにしていたけれど、今日はあまりに
腹立たしくてあえて。
自分は全額、殺処分されてしまう犬や猫たちの保護活動をされている団体に寄付をするつもり。
どうせならこういった寄付について、非課税で出来るような制度にすれば、くだらないことに
お金を使う人も減るのかもしれないけれど。
矜持の問題、こういうお金を嬉々として受け入れてしまうと、お金の流れを止めてしまうような
気がする。そのまま財布に入れていいお金だとは考えたくない。
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勉強会にて、Aさんのお話。
お客さんがいる目の前で、露骨に残業を嫌がる問題社員さんの話が話題に上った。
自分ならきっと ・・・あぁ、自主規制。
Aさんの苦悩は、すごくよくわかった。
自分が悪いのだろうか、と、毎日自問自答してしまうだろう。
それこそ、髪の毛が真っ白になるまで、悩み続けるだろうと思う。苦しむだろうと思う。
「サービス残業」という言葉、僕は嫌いではない。
ただ、今は、それを強いることの出来る立場ではないし、こういう問題について、敏感に
反応してくる人たちも多いので、あえて言及はしない。
軽率な行動が、組織の雰囲気を乱し、それがまたお客様の目にどう映るかということを
考えられないでいるようだと、その時は本気で怒ることもあるだろう。
つくづく、ひとって、そしきって、難しいということを実感させられる。
ところでうちの会社では、【36協定】を結んで、労働基準監督署に毎年提出しています。
あと、給与の基本給とは別に【固定残業手当】という項目を作っています。
36協定の中で、固定残業手当の中に何時間分の残業が含まれている(達していなくても、その
分は毎月払う)ということを明記しておけば、その都度、残業手当の費用を計算する
必要はなくなります。
企業にとっての固定支出である【人件費はグロス(合計)で考える】と、資金繰りが楽に
なります。社会保険などの法定費用、福利厚生費用なども全て含んで固定支出に繰り入れて
しまうという考え方。
また、労働基準監督署の指導などが入って後でまとめて各種支払いを行う必要に迫られないよう、
こういった予防策って、とても重要ですよね。
足繁く労働基準監督官のところに通って知識武装しました。
こういった「本音と建て前」の狭間にある、中小企業ならではの問題点も、気合い入れて整備
しておくと、ずいぶん気持ちが楽になりますよ。
コンサルに高いお金を払わずとも、こういったことを一緒に学べるのが同友会の魅力。
まだまだ新しいメンバーを募集していますので、「こんな不況の時にだからこそ学びたい」という
熱き経営者の方は、是非、お気軽にお問い合わせください。
素敵な仲間に出逢えますように!