仕事でお世話になっているMさんから、お肉をいただいた。
今年3度目の贈り物。
すっかり病み付きになってしまった宮崎の和牛。 いつもお心遣い、ありがとうございます。
ご褒美用の美味しい焼酎と一緒に、至福の時間。
関わりの深い4人との別れを経験した、2008年の自分のblogを全て読み返した。
中でもやっぱり、父のことは、自分にとって一番の出来事だった。
1月になって、すぐに入院している。
酸素マスクをつけて、今にも心臓が止まるのではないかと思うほどの苦しい表情。
手術、奇跡的な復活。
希望だけを見ていた。
これからのことだけを信じていた。
だけど、突然だった。
ドラマのように線になっていく心電図。
繰り返し呼び続けた、叫び続けた自分の声。 今でもよく覚えている。
父さんは、何の返事もないままに眠りについた。 今でもよく覚えている。
喪主になった、挨拶もちゃんと出来た。
来ていただいた方に、笑顔でこたえた。
来ていただいた方のことを、父にはちゃんと伝えた。
そしてそこから、ずっと、ホントに寂しい時間が始まった。
色々あって、秋の終わり頃まで何度も。
家庭裁判所にも通った。
父さん、やっぱりさ、父さんの心配してた通りになったぞー。
だから「まだ死ねない」って、自分でも言ってたのになぁ。
夢でもまだ、逢えない。
どこにいるのかなって、いつも考えてしまう。
無になっちゃったんだろうか。
天国ってとこにいっちゃったのか。
悪いこともしてたもんな、地獄?
それとも、そばにいてくれて、見えなくて、聞こえないだけ?
生まれる前から、俺は親父の子だったんだ。
商売人なんだ。
仕事、一生懸命がんばって、人の役に立つような商品やサービスを提供して。
自分も、相手も、社会も良くなる。
商売をする人間はそうでなくちゃいけない。
そうやって考えて、行動していかなくちゃいけない。
今は、同じようにやって頑張ってるよ、結果をちゃんと、出してるよ。
見て欲しかったんだけどな。
そして「まだまだだな」って、笑いながら言って欲しかったんだけどな。
っとに。
強くなりたかったのに、泣き虫にしちゃってくれて。
タイミング、悪すぎるって。
親父が死んじゃって、いなくなっちゃって。
いろんな人が助けてくれたよ。
そして、人の優しさに気がつけるようにもなった。
俺は親父に商売を学びましたからって。
偉そうに言ってくる人には、いつもそう牙を剥いている。
相変わらず生意気やろ?
でも、きっと親父も同じように言うんやろうなって、そんな気がしてる。
これが間違えてるんなら、間違えたまんまでもいいや。
親父と同じように、やりたいねん。
あー。
一年を、冷静に振り返ろうと思ったのに。
支離滅裂、さいてー。
大晦日、伝えたい言葉はひとつだけ。
底に沈みそうな自分を、何度もいつでも助けてくれた、諸先輩方、仲間たち。
涙のときは、そっとしていてくれた、家族。
小さな会社にたくさんの希望を与えては、育ててくれた、お客様。
そして、なによりも、自分に一番の影響を与えてくれた、父さん。
心の底から、ありがとうを送ります。
2009年は、ますますイケイケ。
ふれあうたびに、頑張ってるなぁと言って貰える存在を目指して、頑張っていきます。
みんなで、いい一年にしていきましょうね!