身近な60代の方の病気、逝去が続いている。
自分が社長になって以来、ずっとお世話になっていたKさんの訃報も今日になって知った。
印刷業のことなど何もわからないまま、入社4ヶ月での社長就任。
Kさんは、そんな自分の事情を知って、技術的なことを色々と教えてくれたし、
訪問すれば時々、近所の喫茶店からコーヒーを出前で頼んでくれたりもした。
自分の父と同じ年齢という親しみがあった。
そして、職人として、学ぶことも助けて貰うことも、本当にたくさんあった。
入院は知っていたものの、10月に亡くなっていていたことを今日まで気付かなかったことが
悔しい。僕は忙しさを言い訳にして、当たり前の距離感を視界の外に追いやっていたのでは
ないか。
ひとは突然いなくなる。
それを、去年、今年、大切な人を立て続けに亡くして、よくわかっていたのに僕は ―。
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すこしの筋肉痛と、すこし、リンパの痛み。
ぶり返した、のではなく、これはもしかすると、違う種類の風邪なのかどうか。
さすがに今日は、静かな夜を過ごすことにする。