仕事で何度も「レセプト」という言葉が出てきていると思いますが。
たとえば11月に、君が病院に行ったとします。
その医療費が1000円だった場合、窓口で君が負担するのは300円です。
病院は、残りの700円を月がかわった12月10日までに下記のところに
請求します。
健康保険(君)の場合 → 社会保険診療報酬支払基金
国民健康保険の場合 → 国民健康保険団体連合会
この請求書のことを「レセプト」といいます。
病院が「残りの700円ください!」と言っているわけですね。
いっぽう、健康保険証は、「退職日の次の日」から無効となり、一般的には、退職と
同時に保険証を会社に返却することになります。
再就職すれば、新しい「保険証」を貰えますが、その場合でも番号は変更になります。
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病院は、毎月保険証を提示してもらうことで、その人の健康保険証が有効であるか
どうかを確かめているわけです(確認すること自体、法律で義務として定められています)。
厳密に言えば、月の途中で退職する人もいるでしょうから、診察のたびに毎回保険証を
提示してもらうべきなのでしょうが、そこまでは(面倒なので)義務になっていません。
もし、無効な保険証を使ってしまうとどうなるか。
病院に、その請求書(レセプト)が戻ってきてしまいます。
そして、その郵送費だとか書類の作成にかかる費用は病院の負担になってしまったり、
我々の税金から費やされる結果になってしまい、「もったいない」結果になって
しまうのです。
同じ理由で、健康保険証の「コピーの提示」は認められていません。
と、以上、ブログに返事をしようと思いましたが、あっさり読み飛ばされるのも
悔しくて、こちらのブログのネタにさせてもらいました。
病院とのお付き合いも多い私たちですから、しっかり覚えておいてください。