雇用保険料や労災保険料の年度更新を終えた。
この時期にここまでの一年間の労働保険料の「確定」金額を計算して支払い、
また、ここから一年先の「概算」保険料を計算して支払う作業。
→つまり、毎年、確定金額と概算金額の「差額」と「予想額」を払う。
計算が面倒だし、一生懸命計算したところでお金が貰えるわけでもない。
むしろ、それなりにまとまった金額を支払う必要があり、毎年春に届く
労働基準監督署からの緑色の封筒は、見るだけでうんざりしてしまう。
今年は特に、年度途中で人が増えたり昇給があったり、通勤交通費の変更が
あったりと、固定賃金の部分でも何度か変化があったので慎重に計算をする
必要があった。
年によると、その計算がちゃんと出来ているかどうか、監督署からの呼び出しが
あってチェックをされるのだけれど、今年はノーチェックの年だったので、
自分で計算した金額を用紙に記入して、銀行の窓口で現金と添えて提出。
これで手続きは終了、ということになる。
労災保険にはメリット制というものがあって、「労災事故が数年にわたって
なければ、労災保険料を安くする」というルールがある(逆に、事故が続く
場合は保険料が高くなる)。このルールがあるが故に、労災を隠そうとする
企業が多いのだけれど、うちのように小さい会社の場合は、そもそもメリット制
自体が適用されない。
だから、社員に対しては「倒れるなら社内で倒れるように。お得だぞ」なんて
ことを冗談で話をしている。健康保険と労災保険なら、絶対に労災がお得。
社長は、管理監督責任を問われてしまうけれど、業務との因果関係があれば、
労災保険は社員のために活用されて然るべきであると考えている。
法令を遵守するのは当然として、法律の知識をどう運用して、自分たちに
メリットがあるように捉えるかを説明することも、保険料を天引きしている
立場の重要な義務には違いない。
日々勉強。
外に向けても、内に向けても、「ちゃんとした」人間でありたいと思う。
—
と、真面目に書いてる途中に、明石市に震度4の地震。
ものすごく揺れました。
そして、あの阪神大震災以来、すっかり地震が苦手な自分は、震えが止まらず
涙が止まらず、心がおかしくなっています。
苦手な歯医者さんは、最近ようやく、行けるようになりましたが、地震だけは
無理です。
弱いですね。
でも、そんな自分です。 ほんとに、だめです。