今週の土曜日は、久しぶりに地元・明石蛸壺の会の川柳句会に顔を出そうと思っている。
そこで、今日は川柳句会について少しだけ。
予め用意されたお題に対して、3つずつ句を考えて持っていく。
匿名で用紙に記入して、選者が優秀なものを選ぶ。自分の書いた句が詠まれたら、
大きな声で自分の名前を呼ぶ(呼名)するのが、一般的な句会の流れである。
今回の課題は「新」「気ままに」「妄想」「和える」。
【新】というのは作りやすい。作りやすいけれど、発想が似通いやすい。
特にこの時期だと、「新年」を連想させるような句が出来やすく、少し頭をひねって
考える必要がある。
自分が提出しようと思っている句は次の3つ。
・ランドセル抱いて 百人祈る母
・新薬はまだか か弱き哺乳類
・新法の出来て遺影は語らない
【気ままに】は、想像の広がりやすい課題。
句会では、観念的なものではなく、わかりやすい句が抜ける事が多い。
少し遊びを入れてみると、笑って貰えることもあって楽しい。
・野良犬もいいね 定年まで遥か
・出張の夜 悪戯なネオン街
・一周忌終えて 妻には詫びながら
【妄想】は難しい。「夢」でも「理想」でもなく、「妄想」。
単語の意味を区別しての表現を心がける。このあたりは選者によって解釈は
それぞれだが、意識するに越したことはない。
・許せるよ けど許してと言われない
・非通知の向こう ドラマを始めよう
・来るチョコは拒まず 愛のFebruary
【和える】は、今回の課題の中では一番苦労した。
もちろん、「混ぜる」でもない、また、「和え物」にはどんなものがあったか。
いろんな可能性を考えて表現をする。作り難くくはあるが、発想自体によっては、
「抜けやすい(=選ばれやすい)」可能性もある。
・故郷の温度を和えて手紙添え
・検診後 さて大胆にマヨネーズ
・和え物が主菜 夫婦の恙無く
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いつもは、選んでいただいた川柳を公開しているが、今回はあえて、句会直前に
自分が作った川柳を披露して、皆さんに「これは選ばれるのでは?」と思う句を
コメントやメールで教えてもらう試みに挑戦してみようと思った。
よかったら、是非、ご感想などをいただければ。
※ないと思いますが、引用・盗用についてはご遠慮ください。
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