【川柳】逆上がり子供は風にキスをする　　　ばた

放課後は無限大だった。

どんな夢だって、誰も笑わない。
階段をのぼっては、必ず見えてくる景色があるのだと、信じて疑わない。

得意になるまで、全てを成し遂げるまで。

ご褒美の風は、いつも、優しくタイミングを待ってくれていた。

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　　【入選】逆上がり子供は風にキスをする

　　　　ふあうすと2007年03月本社句会
　　　　課題吟（「回る」、蛯原正弘選）