兵庫県立明石公園の樹木伐採が議論になっています。
https://www.kobe-np.co.jp/news/akashi/202202/sp/0015087029.shtml?pg=amp
https://web.pref.hyogo.lg.jp/ks24/akashizyumokubassai.html
幼少の頃から馴染んだ「森」が森ではなくなっていく寂しさ。一方で、たしかに明石城址の石垣が見やすくなったという景観上のメリットも感じています。
あちこちに残ったままになっている幹の太い切り株が痛々しい印象を与えますね。やがて来る光の時に憧れるセミの幼虫たちは、いつかこの寒々しい空を見上げてどんな気持ちになるのでしょうか。
葉は散って朽ちて、やがて土となり命を育みます。大地。やわらかい薫りのするこの場所が負の意味で変化する可能性を持つことに、「切りすぎ」への懸念を抱きます。
「少し暗すぎる気がしたので、防犯の意味で明るくなったのは良い」「虫が多いので、減ってくれた方が公園で過ごしやすくなる」
そのような声もあり、すべての人が明石公園の樹木伐採を反対しているわけでもない現状。明石市長の言われる通り、議論は0か100かではなく、【適切な伐採が行われているか】であるべきだと自分も考えます。
石垣の奥には宝物があると騙されたこともあります。そんな子どもの頃の記憶。僕を育んでくれた緑と土と風のある場所。
命の繋がる、記憶の伝わる場所であってほしいという願いを込めて、今日の記録をブログにアップすることにしました。問題提起のため、この記事内の写真は自由に使っていただいて構いません。