父親がカバンを盗まれたらしい。
何が入っていたのか詳細までは聞いていないが、困るのは身体障害者手帳も
一緒に盗まれてしまったということ。これがないかと何かと困るので、
明日(金曜)役所に付き合ってくれないか?と、いう連絡。
でも、明日は、大切な納品の重なった日。
リハビリ中の身で、重たい荷物を持てない(=Hさんをはじめとして、周囲の
皆さんが気遣ってくれて、持たせようとしない)けれど、明日の納品には
立ち会いたいと考えている。
父親には悪いけれど、それがゆえに、仕事を抜けるわけにはいかないのだ。
いま、色々と「しんどさ」や「切なさ」を感じるのは、自分の存在が、自分で
なくても世の中では成り立つのではないか? という不安から。
自分の存在する絶対的な理由を見つけたいと、焦っているのかもしれない。
仕事は自分にとって、自分を証明する、その方法のひとつであると言える。
納品を終えて背伸びがしたいから。
喜んでくれるお客様の顔が見たいから。
あなたで良かったと言われたい。
そうして、一生懸命、自分の存在の意味を見つけていきたいと思っている。