誰かを傷付けてしまった、不愉快な思いをさせてしまった、ご迷惑をおかけしてしまった。
うちの会社は、ずっと、そんなことを繰り返し続けています。メンバーからは、マイナスの出来事があるたび、「反省します」「次からは気を付けます」という台詞を聞くのですが、僕はそれらの言葉を信用することはありません。本当の反省とは、次回からはどんな風に具体的な行動をするのか決めることです。表面的な言葉だけでは、ご迷惑をおかけしてしまった相手の気持ちに触れることはできません。
今までも何度もブログで書いてきましたが、僕は、失敗は怒りません。失敗は当然、あるものだと思っています。大切なことは、その失敗があって、次にどうするのか、ということだと思うのです。その経験と改善こそがチャンスであり成長。結果的に、お客様からの信頼を得ることに繋がり、自分たちの幸せにつながります。
それが正しいのかどうかは知りません。でも、僕はそれを、うちの会社の根底に流れる当然の意識として自覚していてほしいと考えています。失敗しない会社よりも、失敗の次に成長のできる会社。具体的な行動の決められる会社。
「不徳の致すところ」の意味と使い方 ~不徳がするからごめんなさい(謝罪)とは? ちゃんと謝罪の意味は含まれてるのか?
「不徳の致すところ」という表現には謝罪の意味は含まれているのかどうか、また、どうして「不徳」が「致す」とごめんなさいの意味を含むのか説明しています。
もちろん。それが浸透しないのは、リーダーである自分の責任。まさに「不徳の致すところ」なのです。
たくさん失敗してほしいな、と思います。経営者は何度だって頭を下げます。そうして、その失敗を重ね、許された先にあるところで、自分たちの幸福と、自分たちが「与えられている」のだということに気付く、そんな人生を歩んでほしいと願います。