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そんな僕の命は、失われた魂を「鎮める」ことになるんだろうか #世界一のクリスマスツリー

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ひとことだけ、木が言えるとしたらどんな言葉を選ぶのだろう。

寒い
悲しい
悔しい
帰りたい
生きたい

とか、そんな感じだろうか。
木に感情があるなんて、思っちゃうほうが馬鹿だろうか。

僕たちは木によって生かされているし、木を切ることを批判するつもりはない。ただ、木を切る理由について嘘を重ねて、それっぽい雰囲気を醸し出そうとしていることについては、どうしても「木の無念」を感じずにはいられないのだ。

誰かの名誉のために、たとえば僕が、知らない土地に運ばれて、安っぽい光に包まれて、足を縛られていたとする。そんな僕に、いろんな人がカメラを向けて、僕がきっと喜んでいるのだと言われたとしたら。

そんな僕の命は、失われた魂を「鎮める」ことになるんだろうか。

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