悩みごとの多くは「共感」してあげられるけど、「解決」に近付くきっかけになろうと思うと、他責ではなく、自責の話になっちゃうんだな。共感だけを求められていて自責の話をすると、反論が返ってきてしまう。だから、それをちゃんと見極めなければならない。観察と想像力。
— 西端康孝 / 川柳家・歌人 (@bata) 2017年6月11日
いま、相手が求めているのは「共感」だろうか「答え」だろうか。これを見誤ると、「チームあなたは何もわかっていない連合」に強制加入させられてしまう。「あー、なるほど」「へぇ、それでそれで?」「ふむ、で、その場面でどんな風に言ったんですか」
まずは物語がちゃんと進むように、適切な相槌を選んで話の全容を掴む。しっかりと相手に話をしてもらうと、冷静になって、案外自分の中に答えを見つけてくれるようになるものだ。そうだ、時々は大きめのリアクションもしておこう。「うわぁぁぁぁ、それはムカつきますねぇ」「うほぉぉっ、すごいですねすごいですね。それは僕だったら怒ってますね。間違いないです間違いないです」
「にしばたくん?」
「はい?」
「リアクションのパターンがいつも同じ」
「いつも同じ?」
いま、相手が求めているのは「共感」だろうか「答え」だろうか。いずれにしても、リアクションを重視してしまうと、それは簡単に見透かされてしまうということだ。相手の求めていることをちゃんと見極めなければならない。観察と想像力。僕はまだまだなのである。