40歳になった。
二十代から三十代になったときは「すこしはナメられなくなるかな」と思ったものだけれど、四十代になった今日は「抜くよりも染める時期かな」なんて考えたりしてる。皆さん、たくさんの祝福のメッセージ、ありがとうございました。
— 西端康孝 / 川柳家・歌人 (@bata) 2016年9月16日
子どもの頃に想像した40歳は、もっと大人で、自分のことを「僕」と呼ぶような僕からはとっくに卒業しているものだと思っていた。爪を噛む癖も、ボロボロになるまでパンツを履く習慣も、何ひとつ変わっちゃいない。ここまで変わらなかったものは、きっとこれからも変わらないのだろうと思う。
四十代になったからといって、特別な抱負があるわけではない。いま、ここは、夢のまだ途中。ずっと前からイメージしてきたことがあるから、40歳になった瞬間に「これをやる」という特別な「点」は抱かない。ただただ「線」の途中であるということ。共にする苦労を選んでくれた人には還元できるようにはなりたいと考えるが、これまで通りを継続して、ただ少しだけ、「表現者」である自分の意識を高めていきたい。
自分を生きていくというのは幸せなこと。与えられることへの感謝を忘れず、謙虚に
