仮説を立てる、そして実行して結果を出す。このプロセス自体が僕の「ノウハウ=商品」となって、お客さんに選んでいただくための材料の一つとなっていく。風が吹けば飛ぶような小さな小さな存在は、こうやって自分の出した結果をカタチにしていくことでしか評価は得られない。知識ではなく、経験を売る。
引用元:経営者に評価されるための仕事をするのでなく、お客さんに選ばれてこそ ~仮説を経験に、商品に | 川柳をこよなく愛する明石のタコ
知識を売るのではない。僕は自分の体験してきたことををわかりやすい言葉で伝え続けて、ひとのお客さんの役に立つ生き方をしていきたい。ずっと商店街で商売を営んできた父の背を見て育った自分には、「八百屋さんに野菜の売り方を販促云々語るなら、農家の方に会いに行って市場に行って、自分で店を構えて八百屋さんをまずはやってみなさい」というのが第一だ。語るだけなら甲子園球場のライトスタンド。経営をコンサルティングする人は星の数ほどいても、フィールドに立ってボールを追いかけたことのある人は少ない。僕は経営者であるよりも前に商売人でありたい。
格好の良いことを言っているのかもしれないが、経験で選ばれるようになるためには、自分の経験そのものをセオリーにしなければならない。共感できる物語にして伝えなければならない。「あなたはそれでいけたのでしょう、私には無理です」では、セオリーとはいえない。伝えて、動き始める。動いてもなかなか結果が伴わなかったり、予定していたペースよりも、伴うべきものが遅れているときはいつもとても緊張する。だから、とあるポイントにたどり着いたときはやっぱり感動して泣いてしまう。結果が出てよかった。この場にいて、この人の商売を応援させてもらって、ほんとうによかった。父の子で良かったと、出生の歴史にまでさかのぼって、色々なことに感謝と感激をする。何度体験しても、お客さんと一緒に感動を共有できるのは素晴らしいものだ。情けないくらいに泣き虫になる。
やりたいこと、やらなければいけないことの優先順位を決めて、意識はもう、ここから3年くらい先の時間に向けていきたい。断ることは断って、受けることは即答。お客さんとの時間を大切にする。
引用元:断ることは断って、受けることは即答。目標、体力、時間、そして大切にしたい人のこれから | 川柳をこよなく愛する明石のタコ
時間は限られている。感動を共有できること、感動を創造できることは、僕のライフワークだ。だれに、どれだけの時間を向けて、どの結果に責任を持っていくか。自分の言動に責任をもって、そうして、いつまでも泣き虫でありたいと思う。