光ラズノナヨ竹を購入。壇蜜さんの短編小説(小説家としてのデビュー作)。100円。
ガールズバーで働いて貯めたお金を、付き合っていた男にごっそり盗まれた大学4年生の私。卒論を書くパソコンを買うため、源氏名「サクヤ」として時給4500円の「おっぱいパブ」で働くことに。入店から2ヶ月たったある日、サクヤは客として来た男と衝撃の再会を果たす・・・。「竹取物語」をモチーフに描かれた、誰にもみつけてもらえなかったお姫様のお話。
壇蜜さんの文体が好きだということは以前にも書いた。「文は人なり」というのは僕の好きな言葉で、巧拙ではなく、文章の雰囲気に惹かれると、その人の表現のすべてに触れたくなる。そうして文章のひとつひとつが自分の細胞に溶けていくような感覚を楽しむ。至福のとき。
仕事が落ち着いたら読む。ご褒美を意識して越えていく山々。