「お客様のビジネスを支援していきたい」という言葉にある「食い物にしていく」というニュアンスを取り除くためにはどう表現を改めれば良いか、という相談があった。そういう想像まで出来る人に応援してもらえたら、お客さんも心強いだろうと思う。
何度も言う通り、僕は「ビジネス」や「クライアント」という言葉が好きではない。「商売」でいいし「お客さん」でいいではないか。自分のしていることを格好良く伝えて、相手にまで背伸びをさせる必要があるのだろうか。小さな子どもにお菓子を売るとき、僕たちは膝をついて視線を合わせようとする。「あがってこい」というのはいかにも横柄で、僕はどのあたりがお客さんと同じ高さなのか、それを想像し続ける泥臭い仕事を続けていきたい。
肩書きで仕事はしない。義理を重んじる。心を通い合わせる。想像することを絶やさない。