紅白で今井美樹さんのPIECE OF MY WISHを聴いた。1991年に流行した曲。遠い昔のはずなのに、駅前の古ぼけたビルたちを見上げて笑っている僕たちを一瞬で思い出すことができた。音楽は記憶の引き出しに紐づけられていて、落としたばかりの絵の具の色で昨日を浮き彫りにする。歌が終わってしばらく、きーんとした響きが残って僕はいまへ帰った。
十代や二十代の十年と比べて、三十代の十年はあっという間だったと思う。今年40になる僕は、まだまだ、青のころが背中に在って記憶たちに目を細めては遊んでしまう。
紅白で今井美樹さんのPIECE OF MY WISHを聴いた。1991年に流行した曲。遠い昔のはずなのに、駅前の古ぼけたビルたちを見上げて笑っている僕たちを一瞬で思い出すことができた。音楽は記憶の引き出しに紐づけられていて、落としたばかりの絵の具の色で昨日を浮き彫りにする。歌が終わってしばらく、きーんとした響きが残って僕はいまへ帰った。
十代や二十代の十年と比べて、三十代の十年はあっという間だったと思う。今年40になる僕は、まだまだ、青のころが背中に在って記憶たちに目を細めては遊んでしまう。