「わかる、そういう人いますよね」という同調のコメントを引き出してしまうような言動は慎むべきなんだろう。たとえそれが正論であって正義であっても、場が乱れてしまえば攻撃的な空気に満ちる。主張はいつも、誰かの対岸にあるということを知る。共感を呼ぶことは大切でも、共感を呼んだ同士が敵味方に分かれてしまっては本末転倒だ。
誰かを見下して、誰かを傷付けていることへの想像力がないままにプロを自称する。それはきっと、プロに憧れているアマチュアの遠吠え。憧れが強いときほど、僕たちはぐっと歯をくいしばるべき。先人の遠い背中に追いつきたければ、寡黙に汗を流すことも大切だ。
まだまだだなぁと思う。まだまだを自覚できるほどたくさんの背中があることを、幸せだなぁと思う。