日経ビジネスアソシエ2015年11月号の付録が万年筆だった。
本当はもっと万年筆で文章を書きたいのだけれど、以前、カバンの中で万年筆を爆発させたことがあって、余裕のある状況でしか使わなくなってしまった。自分にフィットするペンやノートを使うと、思いきり蛇口をひねったように発想があふれ出してくる感覚がある。発想に向かっていく儀式はとても大切で、ツールに関する投資は惜しまないことにしている。
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中学生のころに通っていた塾の夏期講習はとてもハードで、毎日徹夜での勉強を強いられた。先生は夜中に電話をかけてきて、起きて勉強していなければ次の日に殴られてしまうシステム。嫌で嫌で仕方がなかったけれど、「あの日々を思えば、今の困難は大したことではない」という比較の基準になっている。人生には何度か、こうして自分の限界を超えてみようとする時間も必要なのかな、という気がしている。
終電の終わった時間にあわせて、明石から姫路へ向けて40kmを歩くということに挑戦してみたい。帰りの電車はない、退路を断つ。姫路に着くころは空が白くなり始めるころで、達成感を味わうことができる。道中、バカな話も真面目な話もしながら、励まし合って過ごす。やり終えた自信をその次の行動のエネルギーにする。
以前姫路までジョギングをしてみたことはあるけれど、今度は語り合いながら、同じ道のりを歩いてみたい。金曜日や土曜日の深夜に、達成感と自信を得るための挑戦。「いつ」と限定するのではなく、参加される方の希望にあわせて日程を調整してみたい。さて、反応はあるだろうか。