どちらか一方の主張だけを聞いて事実を判断するのは良くないことだとわかっていて、あえてこの記事を引用するのは「自分も同じような経験を何度もしたことがあるのでよくわかります、わかりますとも」という共感を届けたいからなんだと思う。
【ネットニュース等に掲載されました弊社を誹謗中傷する記事について】7月6日にネットニュース等におきまして、弊社を実名で誹謗中傷する悪意のある記事が掲載されました。まずは、弊社の取引先、今回の弊社と同様の被害に遭われた方々から弊社に対し、…
Posted by 株式会社エレファント・コミュニケーションズ on 2015年7月8日
お客様の希望や要望に添っていきたいと思う気持ちは誰にだってある。ただ、イメージに添わないという理由がエスカレートして、礼節を忘れた態度や言動でメンバーの尊厳を傷付けられるときは僕は仕事をお断りすることにしている。
金銭の要求や誹謗中傷、いろんなことがあったし、睡眠薬を服用しなければ眠れないような日々が続いたこともある。傷付くことを受け入れてでも、神戸という狭い地域で、信用を守っていかなければならないと思った時期もあった。ただ、プライドと引き換えにして得られるものからは、何の芽が伸びることもなく、横への繋がりが増えるものではないということにすぐに気が付いて、考えを改めるようにした。
そうして辿り着いたのが「人はそれぞれ」という考え方だ。彼も我も人である限り、考え方が同一であるとは限らない。人を変えようとするのではなく、合わないことを受け入れて、合うものだけを選っていく。善や悪という判断は下さない。
わざわざ他を蔑んでまで、自分たちの地位を相対的に押し上げようという考え方は好みません
傷つけられたプライドに、大きな声で反論したくなることもあるだろう。ただ、その言葉が尖って、またナイフの投げ合いになってしまうよりは、自分の存在する場所を心地良いと思ってくれる人を増やしたほうが賢明だ。
プライドは大切にして、なれど、他を蔑むことなく ―― 難しくも、大切なことだと心得て仕事をしていきたい。