国鉄高砂線、高砂駅廃線跡。この場所で目を閉じて音や景色を想像するのが好き。
廃線跡に咲くつつじ。
5月に吹き抜けていく風は心地良い、まだ熱があって火照る身体を冷ましていってくれた。鮮やかな花たちは緑と競い合うようにしてこの季節を選ぶ。どういう風に運命づけられて自然は和みや癒しに調和していくのか、いつも不思議に思う。
転轍機(てんてつき)。
起きてしまったことを後悔するよりも、起きていることに意味がある。口癖にしている言葉を転轍機に触れながら考える。右か左か、選んでしまえばもう、自分の進む道。戻ってやりなおすことにも色々なリスクが伴う。
すこし迷って、打ち合わせが終わってから、僕は駅前のラーメン屋さんを選んで帰った。気になった定食屋さんはまた今度、これも選択。