野良犬や野良猫にエサを与えてしまうことで迷惑を被る方もいる。ただ、このニュースは命の重さや恩義について考えさせられた。
台湾「中時電子報」の3月30日付報道によると、メキシコでいつも野良猫と野良犬に餌を与えていた女性が最近病気で亡くなった。彼女の葬儀に20匹の野良猫と野良犬が訪れて名残惜しい表情をしていて人々を感動させた。
葬儀に集った犬や猫たちが実際に何を考えていたのかは分からない。ただ、「実際はこうなんだろう」と邪推してしまうのではなく、犬や猫たちが恩に報いるため見送りに現れたのだと素直に考えたい。「与える」という行為は見返りを求めて行うものではないが、動物たちにさえ想いは通じるということ。与えることは勿論、素直に受け入れ、恩を忘れないで生きていくことの価値を両方の立場に教えてもらったような気がした。