2月は日数が少ないうえに、月の半ばに祝日まである。そして年度末の慌ただしさも重なって、毎年、ほとんど記憶に残らないまま時間だけが過ぎていくような気がする。
一般社員として前川企画印刷に入社したのが10年前の2月、感慨深く記念日を過ごすということもなく嵐のような毎日をこなし続けている。今年の7月がくれば、経営者になって10年。10年後のことをあの頃は、どんな風に想像していたのだろう。
ひとつだけ言えることは、「継続」は僕の自信と財産になったということ。その積み重ねを評価していただいた結果として、新しい仕事の引き合いが増えている。必要とされて有り難いと思う気持ちは今も昔も変わらない。「有り難きありがとうに心をこめて」、今は会社の行動指針にまで昇華させたこの言葉を、毎日ちゃんと心に留めることを忘れない。