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小学校の看板に動く感情 〜論を語る相手よりも己の失敗を笑って話せる人と

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「どんなことでも逃げないで向き合うことが大事だよ」という勇気を促す看板に「早寝早起き朝ご飯」という文字が添えられている。

予算の関係か、どうせ余白があるのならと誰かの意思が働いたのかはわからない。わからないけれど、こういうノリは嫌いじゃない。メンタルに働きかけるメッセージと習慣の重要性を説くメッセージ。普通は一つの看板には書かない。その普通を守らなかったから僕はこうしてこの看板をネタにしてブログを書いている。つまり、この詰め込みは僕の感情を動かしたわけで、一つの正解であると言える。

正論ばかりがしんどく思えるのは、何処までいっても感情に響いてこないからだ。心に触れて、はじめて、動き出すことがある。論が武器になって人を傷付けてしまうようでは元も子もない。知っていることを伝える人よりも、また転んでしまったことを素直に書ける人の方が魅力的なのだろうし、一緒にいて背伸びの必要はないのかな、と思う。

聞きたいのは論ではなく、傷を負ったあとにどんな風に生きてきたか。そこに共感が生まれやすいのだとすれば、失敗に向かっていくことは何も恐れる必要はない。

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