春が綻び始める。
満ちて咲く様子も好きだけれど、こんな咲き方をする桜も愛おしい。咲き方はそれぞれ、咲く向きもそれぞれ。同じ公園にあって、ほんの数メートル違うだけでも開花状況はまるで異なる。「さくら」という分類で「おなじ場所」にいても、房のひとつひとつは違う顔をして春を伝える。人間も人それぞれ。相手に対してこれくらいしてあげたのに、という気持ちが勝って、惨めになってしまうのも勿体ない。花は見てもらおうと思って咲くんじゃない、春が来て当たり前に咲くだけの運命。得るために与えるのではなく、与えて、与えて、与え続ける、そんな器と生き方を桜のように。
消費税増税を前に、作業が遅れていた経理をやり終えた。会計と請求書のソフトも増税に対応したものに入れ替え完了。3%の差が気にならないほどの付加価値とは何か。それが抽象的な言葉に終わるのではなく、損益計算書のどの部分に貢献していくことができるのか、論理的に表現できるスキルをチームのなかで養っていきたい。