とある経営者団体の会員向けのアンケート。
回答する会社の顔ぶれがいつも同じで、また、集まる回答数が分母の半分にも満たない
場合、はたして、そのアンケートの結果や分析にどんな意味があるのだろうという
白々しい気持ちで、いつも、回答したりしなかったりしている。
どこかの大学の先生の、飯のネタになってるだけじゃないのかなぁ。
極論すれば「アンケートに答える余裕のある社長さんたちの回答結果」であるわけで、
実情を反映したものであるとも思えず、送られてくる分析集はすぐに捨ててしまうし、
その先生の話について興味を覚えたことはただの一度もない。
これに費やす時間がもったいない・・・ って、思える経営者の方が、少なくとも自分が従業員の
立場ならリスペクト出来るけど、考え方、歪みすぎてるんだろうか。
それぞれの費やす時間が「自社にどういうメリットをもたらすか」というところを、
わかりやすい言葉で説明出来なければ、協力は得られない。
みんな、自分たちの足元で必死。会社を守るための、従業員を守るための。
経営者団体のための経営者、なのではなく。
自社を良くするための経営者団体、なのであるから。
「ターゲット」と「ターゲットの利」が何であるかを見定めることは、本当に重要。
これ、だから、つまり。
うちの会社でも言い続けていて、事業構築をお手伝いしているお客様に対しても、
いつも主張し続けていることでもある。
5W1Hの考え方は、プランを構築していく中のあらゆるステージで必要なものだけれど、
「To whom(誰に)」の視点が意識出来ていれば、あとのパズルは、勝手に動き出すような
ものであるようにも思う。
自分が動いてみたい、自分が貢献してみたい「誰か」は誰?
その笑顔の先に、自分たちが生きていけること。
それが、幸せや存在意義といった、シンプルな言葉に繋がるのではないだろうか。
「誰か」の顔を浮き上がらせる作業。
時間を費やす価値のある、大切なステップですね。
何度でも見つめ直す必要のある、原点ですね。