悪意には敵意で対抗出来るけれど、悪意のない刃は始末が悪い。
振りかざす本人に、どうやったらそれが凶器だと教えてあげることが出来るんだろう。
いくつになろうが、立場が変わろうが、
色々な微調整の中を生きている。
僕はそれに堪えきれなくなりそうなことがあるけれど、
それをそういうものだとわかっていて、笑顔を作ることの出来る人たちもいる。
器の大きさを思い知らされる瞬間でもある。
言えたら、楽なんだろうな。
受け流せたら、大人なんだろうな。
そうして僕は、今日も子どものままの、ふてくされた顔をして過ごしている。