商売人だった父に、商売のことを語る。
命日、仏壇前は励まされ、立ち位置を確かめる場所。
たくさん泣いた。
3年経っても、まだ、こんなに逢いたい自分がいた。
父の生きた、神戸を歩く。
街は、どんどん表情を変えている。
横にいたら、どんな風に、この景色を声に出しただろう。
神戸の観光資源であるはずの夜景は、無意味な自粛の、闇のなかに。
きっと、鼻で笑っただろうな。
そして僕は、横で怒ってる。
温かなスープも、屋根の下の暮らしも、
全てが元通りになっていくためには、経済があってのこそ。
お金をまわしていくことも、また、「僕たちの出来ること」。
お金を使わないことで、死ぬ人もいる。
僕は、人殺しにはならない。
日本を殺さないための出来ることを、継続していく。
たくさん、たくさん泣いた。
父さんへ。
今日までの僕と、今日からの僕を、
いつもずっと、ありがとう。