「こんな風はどうでしょう?」 ― 提案力。
そういう提案が出来るようになってほしい。
言われたまんまをやるだけでは、従来の印刷屋と何も変わらない。
提案のための引き出しが空っぽならば、たくさんしまっていけばいい。
一歩二歩、町を歩き出したときから、何を見つけられるか。
コートの色は何色が多い?
人の流れは、どこからどこに向かっている?
看板に使われている字体は、どんなものがある?
「こんな風にやろうと考えています」 ― 計画力。
そうやって時間を有効に使ってほしい。
今日やろうと思うことの、明日やろうと思うことの、時間の見込みを立てて。
その目標に従って、取り組みを進める。
イレギュラーな業務も発生するだろう。
どうしても遅れそうになった。
そのとき、何をするべきで、何をしないべきか?
怒られる自分の顔を考えるのではない。
迷惑をかけて、困ってしまう人たちの顔を思い浮かべてほしい。
「こうしようと思っていますが、いいでしょうか?」 ― 表現力。
何をしたらいいですか? というゼロからの質問はやめよう。
提案力をもって、仮説を立てる。
計画力をもって、誰をどう巻き込んでいくか、段取りを考える。
そして、社内で議論できるように。
そこから、お客様にアウトプットを提示できるように。
上手に自分を、自分たちを、伝えていけるように「姿勢」を表現してほしい。
経営指針に基づく、【3つの行動力】。
ひとつひとつの仕事に、この3つの力が反映されていなければそれは、
仕事ではなくて、ただの作業だ。
印刷、なんてものは、手段に過ぎない。
お客様の求める、その先の効果をいつでも考えられるよう、プロとしての自覚を
しっかりもってほしい。
誰にでも出来る作業は、もう、やめよう。