お客様であるHさんが、この月末に定年退職を迎えられます。
今日は、何か思い出に残るものをお渡ししたくて、プレゼントをもってお邪魔して
きました。
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春先から6月頃までが、Hさんに呼んでいただくことの多い時期でした。
いつも、経営のことを気にして貰ったり、家族のことを気にかけて貰ったりと、
熱いお茶をいただきながら、訪問するたびに、温かい時間を過ごさせて貰いました。
真っ暗な倉庫みたいなところで、ボロボロになったポスターなどを見つけては、
2人で笑いながら「作り直しましょうかぁ!?」なんて言ったりしてましたね。
世間を騒がせるニュースを話題にしては、一緒に憤りを覚えたりもしました。
まだまだお元気なのに、「定年」という区切りの時間を迎えられることが、不思議で
そして、とても寂しい限りです。
Hさんは、若造だからと僕や僕らを下に見ることは決してせず、いつも、最大の
敬意と優しさでもって、僕らと接してくださいました。
「印刷屋」だとか「業者」だとか、名前すら呼ばれず、苦しんだ最初の頃から。
変わらない笑顔と励ましで、この業界でやっていく勇気と自信を与えて下さいました。
いま、そんな時間を振り返りながら、もう一度、初心をしっかりと思い出して、
これからも、いい仕事をしていきたいという決意を新たにしています。
そうですね、近いうちに、必ず今度は。
ご自宅にお伺いします。
また、どうか、ゆっくりとお話をさせてください。
心から感謝しています。
おつかれさまでした、ありがとうございました。