講演会は田中先生(がんばれ!ヴィッセル神戸)に誘っていただいたのでした。
講師は作家で医師の米山公啓先生(米山公啓のブログ)。
フルートとオカリナを生演奏して下さったのは岡村美帆さん(miho’s diary)。
とてもわかりやすい講演でした。
「聞き流すだけでは」脳の活性化にはつながらない。
そこに、様々なイメージを付加してやることがトレーニングになる。
講演中には、実際に音楽を流して、それを聞いてイメージ出来た絵を描くという
時間も設けられました。
うまいでしょ?
「大きな古時計」を聞いて、時計以外のイメージを描いてみようという試み。
見てもらったらすぐにわかるとおり、
【沈んでいく夕陽、行き交う赤トンボ、兄弟が虫網を持って家路を急ぐ】
という、日本人の誰の心にも懐かしい一場面を描いてみました。
絵描きになれますね。
絵を描く仕事、承りますよー、高いですよー。
・・・。
フルートの演奏、オカリナの響きには心癒されました。
きっと、音響機材にもこだわってらっしゃったんだと思います。
普通の会議室だったにも関わらず、その響きがより魅力あるものとして
心に届きました。
聞く人への配慮ある演奏と演出。
優しい時間でした。
映画のように2時間という時間をかけなくても、音楽は一瞬で「当時」に誘って
くれます。情景の真ん中に自分を置いてみるのも、情景を遠くから眺める
自分でいるのも、音楽は自由。
CDも買ってきましたので、時折はこんな風に、心を解放してやれる時間を
意識して持つようにしたいと思います。
(米山先生にサインを入れてもらいました)
講演の最後、皆で、「涙そうそう」を合唱。
あー、これはねー、さすがにねー。
まだ、無理だったなぁ。
隣のおばさんが「だいじょうぶ、ねぇ、大丈夫?」って、何度も心配して
くれました。
ん、心のリハビリ、すこしずつ、すこしずつ。
—
「脳がいきいきする音楽」講演メモ:
脳トレで活性化
→立証されていない
神経回路を増やすことが活性化。
繰り返しによって活性につながるタンパク質が増加する。
感情と連動させることが、効果的。
→受験勉強がはかどらないのは、心を揺さぶられることがないから。
アルツハイマーに関する新薬は10年以内に出そう。
左脳:言語、論理、数学
右脳:直感、空間、認識、全体、歌、和音、音色
音楽の歌詞は左脳、曲は右脳(一般的な傾向)
【ボケ防止に有効な方法は】
■ウォーキングがベスト(健康の基本)
ダイエットのためには30分以上必要だが、脳のためには10分を1日に
数回で良い。
■計画を立てて実行する習慣。
前頭葉は老いると1割程度縮むので、刺激してやること。
生きがいを持っている人ほど、ボケが出にくい。
■睡眠、寝る子は育つ。
寝ることで脳が忘れない回路を作る。
徹夜勉強<ある程度勉強すれば寝てしまう。
■知的レベルをあげる、たくさん勉強をする、知識欲。
右脳は直感、瞬時の判断。
脳が瞬時に判断できるということは、重要な局面において、結果的に
生き永らえる道を選択することが出来るということ。
■ストレス回避、判断の後回しは×。
前向きになれるかどうか、長寿の人は前向き。
くよくよしない生き方は神経物質が増える。